心に"麻酔"…使い過ぎに注意。

人間とは不思議なもので、心に"麻酔"を打てると思う。
麻酔を打つことで、どれだけ腹たったりムカつきたり、嫌な気持ちになっても"痛くなくなる。これを乱用できれば、飛び込み営業だったり嫌な会食だったり、嫌なミーティングだったりを乗り切れるかも。
でも、使い続けないといけないなら、心が壊れてしまう前に、とっとと逃げようね。
今日はそんな心の麻酔のお話。

1.心の麻酔とは、"無"である。

僕にとって、心に麻酔を打つとは、感情を無にすることです。あらゆる感情を無くすことで、理不尽なことに対する怒りや、負の感情を無くします。カチンと来ることや、それは違うだろ、というような理不尽にも、心の麻酔さえ使っていれば何も感じません。何も考えなくなります。どんな精神的な苦痛にも耐えられる究極の技です。

2.心の麻酔のメリットとデメリット

心の麻酔には、もちろんメリットとデメリットがあります。
メリットは、喧嘩や争いを避けられます。感情をくすことで、理不尽なことに対して言い返すようなことがなくなるからです。
一方、デメリットは、感情を無くすので、喜びなどの嬉しい感情まで感じなくなります。個人的な感覚では、その"麻酔モード"に入って痛みを乗り越えた後、なにか嬉しいことがあっても、それにも無関心だったり他人事だったりしたことがあります。あくまでも麻酔をかけてるだけなので、本当は痛いんでしょうね。痛みを意識してないだけで、ダメージは蓄積しています。そのため、乱用しすぎると感情がなくなってる期間がどんどん長くなる感覚がある。これが続けば鬱になるんだろうぁ。

3.麻酔の打ち方

人それぞれあると思うけれど、僕個人としては、なにも考えない。ポイントは目が死んでるかどうか。
慣れると、ちょっと深呼吸(ほんとは溜息だけど)して意識すれば出来るようになります。スポーツ選手とかに、自分の頬を叩いて意識切り替えたりする方がいますが、感覚的にはそれに近い。
おそらく、目が死んでる状態になれば、麻酔モードに入ってる。 目死んでるけど大丈夫?って言われたりするようになります。あと、目が死んでるので相手はこっちがなに考えてるのか読み取れず、恐怖を感じることもあるみたい。なにも考えてないから何も読み取れなくて当たり前なんだけどね。

4.下手すると鬱になる

麻酔を乱用してると全てがどうでもよくなるので、鬱っ気出てきます。これも個人的な感覚だけれど。趣味や食事など、好きなことが楽しめなくなってたらそのサイン出てるかも。使いすぎには注意。楽だけど乱発するとあとあと響くことは留意しとかないといけません。

5.ストレス社会を生きる僕ら~ガス抜き方法~

結局、心の麻酔も本来感じるべき不快感などを、一時的に溜め込んでるだけなので、ガス抜きが必要です。友人に話を聞いてもらったり、音楽のライブで爆音にまみれてみるのもいいでしょう。

オススメは仲の良い人に話を聞いてもらう。話すことで、自分がいかにおかしい状況に置かれているかを客観視できるし、『いやいやお前それ変だよ、そんなとこ離れちまえ』って言ってもらって行動のきっかけになるかも。

他には、僕らのようなバンドマンが普段やってるようなライブに来ること。僕らはライブという非現実な空間を提供しています。僕と一緒に叫ぶなり、ヘドバンするなり、轟音に身を任せたりすることで、スッとするかも。

QEDDESHET - COCYTUS(OFFICIAL VIDEO)
これはうちのMVです。とてもでは大衆受けする音楽ではない。笑
でも、不思議と暴れて叫べば息抜きになる。
僕らみたいなマイノリティな音楽でしか救えないものもあると思ってるので、息抜きの場になればこちらも嬉しいです。誰かの支えになれているのなら、それだけで僕らも続けられる。

CALL MY NAME

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  • Qeddeshet
  • ロック
  • ¥250

6.麻酔を打ち続けないといけないなら、逃げろ

心の麻酔を継続的に打ち続けないといけない状況なら、もうそんな場所や人からは離れてしまえ。暴力から逃げることは許されるなら、精神的な苦痛から逃れるのも許されるべき。

心の麻酔は一時的な精神的苦痛をごまかすものでしかありません。それを常に使っていないと続けられないようなことなら、そんなとこからはとっととおさらばしてしまいましょう。仕事だったら収入が減る~とか、家族との関係だったらどうせ家帰ったら親いるし~とか、そう思ってしまって我慢するのもわかる。
でも、麻酔を打ち続けて心を無にすることでしか我慢できない、行動を起こしても改善できないのであれば、とっとと逃げてしまいなさい。「逃げることは罪」みたいなノリありますけど、拳銃や刃物持ってる人間から逃げることは罪か?そうではないでしょう。それとも、暴力などの肉体的な危険や苦痛から逃げるのはいいけど、精神的なものだったら逃げるのは罪なのか?そんなことはない。相談できる場所は多い。逃げなさい。

日本の悪い風習だよね、これも。竹やりで戦車に突っ込むことが美徳とされる。実にばかばかしいと思います。
また別記事で書くと思うけども、人生の本質は我慢ではない

7.まとめ

心の麻酔を打つと嫌なことにも耐えられるし、乗り越えられます。ただ、もちろんメリットデメリットがあるので、そこには留意すべきだし、単純に心を麻痺させてるだけです。乱用すると自分の心は壊れてしまうので、乱用は控えるべき。

麻酔の使い方は、心を無にして何も考えないこと。死んだ目状態になることです。ただ、乱用してると鬱っ気がでてくるので、物事を楽しめなくなったら注意。

色々ガス抜きをして続けられるなら続ければいいと思います。ただ、心の麻酔は一時的に乗り切るのに向いているので、使い続けないといけない環境ならとっとと逃げるべき。
嫌なことがあるのは仕方ないけど、出来るだけ避けて快適な人生を歩んでいきましょ。