屋外でのMV撮影の準備とか心得(バンドマン向け)

とりあえず、始動は人と違う感じのMVを撮りたいなと思っていて、ロケ地とかも他のバンドと被りたくないなーって思いで、一番最初は廃トンネルって決めてました。
今回はそこで大変なことだったり、これやっとけ!的なことを書いておこうかと思います。屋外でMVやPV撮影予定の人は参考にしてみてね。

なんで屋外でやろうと思ったか

単純に、あんまり廃トンネルで撮ってるバンドってあんまりいないなーって思ったのでやってみました。ちょっと他のバンドとはちげーぜ感出したかったんですけどね。算出した費用はそんなに屋内のスタジオで撮影するのと変わらなかったっていうのもあるし。他のバンドとは違うぜ感出したいバンドはおすすめです。

自主制作映画っぽいMVが作りたかった

ちょうどこのMV撮ろうかなって思ってた時、自主制作の短編映画にハマっていて、自主映画っぽいのを撮りたいなって思ったのがキッカケ。映研サークルの自主制作映画みたいってどっかでdisられてたけど、それ誉め言葉。そこを狙っていた。構成とか構想とか考えてて一番楽しかったのはCOLLAPSEだなぁ。映研サークルとかの自主制作映画見まくって、ああしようこうしようって考えて。ほんとは本人たち一切出ないストーリーだけのMVとか撮りたい。

QEDDESHET - COLLAPSE(OFFICIAL VIDEO)

事前準備はとりあえず全部自分たちで行う

僕たちはバックに大人がいないので、基本的に全部自分らでやります。屋外撮影で必要なことは主に以下の通り。

・ロケ地の確保
・撮影に必要な機材の確保
・発電機の確保
・撮影用のドラムセットの確保
・撮影スタッフやメイクスタッフの確保

こういったことを事前に準備して行います。
個別に説明していきますね。

ロケ地の確保はどうするの

屋外だし好きにやっていいでしょ?って思いがちだし、実際そんな感じで森やらで撮影してるバンド結構いるんだけど、ちゃんと許可取らないとダメです。
歩きながら歌ってるとかその程度なら大丈夫かと思いますが、照明機材やら用いるなら、撮影許可は必要です。何かトラブルがあった時にも対処しやすいしね。許可取ってないと近隣住民と揉めたりする可能性があります。

どこから許可を取るの?

大体は、市町村の役所です。観光課とかそういうところで、ロケ地を紹介・斡旋してくれます。もちろん、撮影に寛容的な市役所と嫌な顔してくる役所はあるので、協力的な市町村を選びましょう。熱海市は協力的です。
ADさん、いらっしゃい!|熱海市公式ウェブサイト
或いは、自分で探して、そこのロケ地の管轄市役所に連絡取ってみるのもいいですね。

お金かかるの?

ロケ地によってはかかります。そこは役所側とのやり取りになります。電気が使えたりする場所はかかるっぽい。

撮影に必要な機材の確保

廃トンネルなので、撮影機材なんてもちろんない。照明なんかは全部自腹で用意します。野外ライブとかするのと同じですね、そのへんは。照明レンタル、なんかでぐぐれば貸し出ししてくれる業者は出てくるので、見てみましょう。
照明機器レンタルサービス一覧 - 音響・照明・舞台機材レンタルとイベント企画・運営 | 株式会社RKB | 福島県郡山市

発電機の確保

照明使うんだから、もちろん電気が必要です。
で、廃墟や廃トンネルや屋外はもちろん電気なんてないので、発電機を借ります。照明機材レンタルしてる場所で借りてもいいけど、発電機レンタル専門店で借りたほうが安いです。
お祭りとかで電気使うのに借りてる発電機を借ります。でっかいの。ガソリンを自分で入れることになるので、扱いには注意が必要です。
電源レンタル(発電機)専門店オンリースタイル

撮影用のドラムセットの確保

ここらへんは他の撮影スタジオと同じですね。
ミュートドラムを借りてくる必要があります。楽器レンタル専門店なんかで借りれます。普通のドラムセットにミュートパットをつけても大丈夫です。生ドラムをそのまま演奏すると間違いなくクレームくるのでやめましょう。

撮影スタッフやメイクスタッフの確保

これも屋内の撮影と同じですね。カメラマン、メイクさん、アシスタントさんなどを集めます。

ハイエースが必要

照明機材や発電機、楽器などでとにかく場所を食います。+メンバー+スタッフ数人なので、まあやばい。ハイエースのスーパーロングを借りましょう。かなり窮屈です。複数の車を出せるのであれば、3台くらいで行けば大丈夫かな。ただ、ガソリン代や車代で費用がかさみます。

ざっとこれだけの準備が必要です。屋外だからって安くつくわけじゃない。むしろ、削りまくってもそこそ高い撮影スタジオでやるのと同じくらいお金はかかってます。

屋外撮影で注意すべきこと

屋外MV撮影を経て、注意すべきことを記載します。

天候

トンネルは天候に左右されないので雨天決行できますが、森なんかで撮影するときは雨とかで注視せざるを得ない。ちなみにトンネルは海が近かったこともあって、めっちゃ風が強かったです。
正直撮影にならないレベルの強風だったので、めっちゃ苦労しました。天気と違って風は実際行ってみないとわからないので、不安要素が大きいですね。

季節

とにかく夏場・冬場はやめたほうがいいです。寒いのは耐えれても夏の屋外は全員が死にます。

控室がない

当たり前ですが、控室がありません。場所によってはあるかもしれませんが、廃墟系は無いと思ったほうがいいでしょう。メイクさんには基本的に車内で行うことになります。メイクさんはメイク終われば、メイク直し以外基本的に待機になるので、結構しんどい思いをさせてしまいます。先にしんどい旨を伝えておきましょう。

近くにコンビニなどがない

廃トンネルなどは基本的に付近も栄えていません。気軽に買いにいくなどができないので、先に飲み物や食べ物などは貯蓄して撮影に向かいましょう。

下見ができない

遠方の場合は、当日ぶっつけになります。あれ、思ってたよりトンネル短い…などの問題がもちろんあります。また、構図をその場で考えないといけないので、結構大変。カメラマンさんの腕の見せ所です。

光加減が時間で変わる

屋外なので、夕方や夜になれば光加減が変わります。自然光の増減で照明の強度や位置、構図を変えなければなりません。結構これがめんどくさいかもしれません。ここもカメラマンさんの腕の見せ所です。

思わぬ来客がある

廃トンネルなので、当然普通の人が入ってきます。散歩してる近隣住民のおじさんおばさん、犬の散歩ついでに入ってくる人、廃トンネルだと知らずに間違えて突っ込んでくる観光客…色々ありました。
その都度撮影が中断するので、結構イライラするポイントです。車のライトなんかが背後から入ったらそれだけでもうカットだしね。問題起こすとアウトなので、笑顔で接しましょう。

体力が奪われる

これはふつうの撮影スタジオでもそうなのですが、屋外の撮影は屋内よりも体力消費が大きいです。待機場所も車の中だし。休めない。それはスタッフさんも同じなので、スタッフさんへの感謝の念を忘れないようにしましょう。

終わったあとの感想「もう屋外撮影やりたくない」

個人的には屋外の撮影は撮影スタジオにない楽しさがあって、すごくイライラもしたけど、映画みたいで楽しかったです。ただし、もう自分主導で自分の撮影は二度とやりません。笑
とにかく準備などが大変です。僕がやりたかったので全部準備は僕がやりましたが、個人でやるには人手が足りなすぎました。あと、ぶっつけ要素が多すぎて上手く撮れなかった絵が多いです。照明機材もっとほしかったなーとか、コンテがダメだったなーとか、色々ありました。予算の関係もありますしね。
屋外MVはかっこいいのが多いけれど、ちゃんと大人がバックについていないとしんどいです。
完全に撮影班を外部委託しちゃうとかもありですね。お金かかりそうですけど。
まあ、とにかく大変でした。楽しかったけどね。
次はバックに大人をつけるか、映画監督に丸投げできる環境でないと、屋外ではもうやりたくない。笑

屋外撮影したい人へ

どうしても屋外で撮影したいけど周りにやったことある人いない!助けて!って場合はお仕事として僕に外注して下さっても大丈夫です。
まあ、Twitterでリプくれるなり連絡してください。空いてれば手伝います。

そんなCOLLAPSEが入ってるこちらの音源もよろしく。

COCYTUS(コキュートス)

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