自分に出来ない事は"出来ない"と素直に認めればいいのにね。

なぜ、曲を作れないのにメインコンポーザーを名乗りたがるのか?

知ってる人は、「ああ、アレか」となるかと思いますが、まあ最近クレジット表記での揉め事が周囲で少し話題になりまして。
うちは関係ないんだけどね。

要約すると、クリエイターに楽曲提供してもらったバンドマンが「この曲は私が作りました!バンドの曲は全て自分が作編曲しています!」と周囲に吹聴し、それがクリエイターの耳に入って問題になった件。
まあ、今では当事者間で終結したっぽいので、僕はどっちがどうとかは言わないのだけど、なんで曲作れないのにメインコンポーザーです!って言いたがるんだろうか?という疑問が残る。

まあ、単純に見栄を張りたかっただけなんだろうけども。
バンドリーダーで作編曲全部自分っていうとカッコいいもんね。

でも、出来ないことを「やってもらう」のが外注なわけで、自分に出来ないことをやってもらっておいて、なぜそれを自分の手柄としたがるのか、僕にはわからない。
見栄は時には大事なんだけど、やっぱり自分が全くできないことに関して、見栄は張ったらだめなんだと思う。

別に楽曲提供それ自体が悪いことではない。有名なバンドやアーティストだって楽曲提供受けてるんだし。自分たちに出せない魅力を引き出してもらえるのも楽曲提供の魅力のひとつ。

でも、それを版権ごと買い取っても、CDのジャケットやらに作編曲者のクレジットは自分名義にすることはできないんだ。
これは法律によって定められている。

しかも、今回の件は周囲に吹聴してしまっていた。

例えば、今回の件もこっそりジャケットのクレジット表記だけで留めておけば、大事にはならなかった。たぶん作曲者の目にも触れなかった(それはそれで著作権法違反なんだけども)。

でも、各SNSのプロフィールや、ツイート、お客さんや関係者に吹聴しまくるのはだめだろう。
そりゃ大事になる。
仮に、もし自分に楽曲制作依頼が来たらどうするんだ。笑
作れないのに。

自分が出来ないことを認めるのは、何も恥ずかしくないと思う。

自分が出来ない事を補填するために「外注」がある。
企業の社長さんだって自分に出来ないことは社員にやらせたり社外に外注したりしてコストパフォーマンスを上げてるわけで。
もし、それが出来ないことを恥ずかしいと思うなら、それを学んで自分でやればいいわけで。

僕は、自分に出来ないことはあっさり出来ないと認めているので、自分より得意な人に任せている。

デザインだって、0から絵を描く才能はない。描ける人に任せるほうがいい。
動画編集だってスキルがないから、自分が編集するより人にやってもらうほうが確実だから任せる。
COCYTUSのシンセだって、GHOST CRIESのYukaさんに頼んだしクレジットにもちゃんと記載している。あそこまでのシンセを作れる人がうちにはいなかったから。

潔いでしょ。笑

実は、QEDDESHETの楽曲の7割くらいは、僕スタートで作られている。でも、僕が作ったものに関しては、作編曲者名義はQEDDESHETとしている。
僕が作っているのは、あくまでも大元のドラムトラックと楽曲構成だけだから。あとはこんなイメージ、みたいなものをギターのREOくんに伝えて、REOくんが首を傾げながらも意図を汲んでリフをつけてくれる。あとはYASUくんやTERUさんがそのギターに合うように各パートのフレーズを考える。まあ実質REOくんが半分以上作っているので、僕スタートの曲に関してはバンド名義にしている。
ドラムトラックと構成しか作ってないし。REOくんいないと出来てないし。これを自分名義にするのは、ちょっと僕には出来ない。自分に出来ないことをメンバーがやってくれているので。

まあ、そんなわけで僕は自分の出来損ないっぷりをよく知っているので、見栄を張るってことをあまりしない。
別に出来ないことを恥ずかしいとも思わない。だって出来ねーんだもん!

僕が0から絵描きを学ぶより、0からギターを学ぶより、0から編集を学ぶより、0からシンセ打ち込みを学ぶより、それが得意な人に任せちゃったほうが圧倒的に効率良いんだもの。
僕が今からギターやってREOくんの域にいくのって何年後よ。たぶん寿命で死んじゃうよ。笑

なので、僕は自分が出来ないことはあっさりと認めるし、得意な人ややりたいと言っている人に任せる。
出来ればバンドのマネジメントも誰かにやってほしいもんだ、とも思ってるくらい。

僕は、ステージやRECでげげごぼぉぇってすることだけにプライド持ってやってればいいの。これは他の誰にも代わりが出来ないことだし。
それ以外の出来もしないことへのプライドなんて、正直どうでもいいんだよね。

そう考えると、生きるのが少し楽になるし。

何でもできる超人になんてなれないし。
なろうと思うとしんどいだけだし、なれない自分が嫌いになるし。

出来ない自分を受け入れる。

自分に完璧さを求めて苦しんでしまってる人におすすめな生き方です。

何を隠そう、僕も昔、自分に完璧さを求めて、自分の出来損ない加減に落胆と失望を繰り返してきた人間だったので。笑

もう自分に期待するのも失望するのも疲れてしまったの。

そんな数々の挫折を経て、自分が出来ること、自分がやってて楽しいことを突き詰めていくと、きっとそこそこ楽しい人生になると気付いた。
そこから自分がやりたいと思ったことを少しずつ手を出していって、出来ることを増やしていって。
チャレンジしてダメだったらやめるか改善するかすればいい。

出来ないことを認めると、生きるのが楽になる。
自分に無理強いもしなくなるしね。


あの一連の出来事で僕はそんなことを思っていましたとさ。

まー、だからこそ外注への代金支払い遅延とかクレジットの件とかはちゃんとしないといけないんだけどね。
自分が出来ないことを誰かに任せてやってもらったら、感謝と敬意を。これが筋ってもんです。

色んなクリエイターがこぞってぶち切れてたのはそこなんだけどね。

まあ、自分に都合の悪いものはフィルタリングして、可哀想な被害者になってるうちは理解できないだろうけどね。



はい、ここまで読んでくれた聖者なる君ら先程出てきたCOCYTUSを聴いていってくれ。ちなみに、明日はオフィシャルツイッターアカウントに注目だ。21:00ね。

QEDDESHET - COCYTUS(OFFICIAL VIDEO)